社内で開かれた圏論の勉強会に参加しました。圏論とは数学の理論のひとつでコンピューターサイエンスとも関わりの深い理論です。勉強会は『Basic Category Theory for Computer Scientists』という本を輪読するもので、毎回担当者を変えて一冊通読するというものでした。私は数学に詳しくありません。圏論についても聞きかじったことがあるぐらいです。以下で、参加した感想を書きます。
Basic Category Theory for Computer Scientists (Foundations of Computing)
- 作者:Benjamin C. Pierce
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 1991/08/07
- メディア: ペーパーバック
理解できた?
部分的には理解できました。基本的な概念、例えば圏や自然変換とは何か、という定義は理解でました。
何がわからなかった?
具体例として出てくる内容が集合論と抽象代数学をある程度知っていないと理解するのが難しいので苦労しました。Wikipediaなどを適宜参照しながら読んでいきました。練習問題が難しいと感じました。特に証明ができませんでした。
英語は難しかった?
文章自体はそこまで難しく感じませんでした。馴染みのない数学特有の言い回しがあったので注意が必要そうでした。すぐ思いつくところだと up to … (… の違いをのぞいて) とか。あと量がそれなりにあるので根気が必要です。
独学ではなく勉強会に参加してよかった?
はい。そもそも数学の基礎的な知識が足りないので、独学しようとしても正しく理解することができなそうです。なので勉強会で読めてよかったです。
今後
勉強会は続きがあって、次は『Category Theory for Programmers』を読みます。これはよりプログラミング寄りの内容らしいです。