心理的安全性

ソフトウェア開発の現場で心理的安全性を高めるためにどうしたらいいか、ここ最近考えている。

滅茶苦茶な状況

心理的安全性を高めましょう」と号令をかけるだけで高められるものでもない。もしチームのリーダーやマネージャーが、チームの新人に向かって「心理的安全性をもっと高めないとだめじゃないか」と指摘するようなことがあったら滅茶苦茶だ。そこまで滅茶苦茶ではなくとも、現実では似たようなことは起こりうるのかもしれない。

わからないことを聞きましょう、意見があったら言いましょうと言いながら、聞きづらい環境をつくったり、意見にとりあってくれなかったり。それはダブルバインドだから、当事者はかなり辛い。

どうすればいいのか

属人的な解決方法はわりとすぐに思いつく。基礎的な質問をしてもバカにされないというようなことを示すために、率先して基礎的な質問するとか。そういうこともやればいいと思うけど、個人の頑張り以外の工夫もほしい。

人数を少なくするというのは1つの手だと思う。普通の人は1000人の前で話すのと、数人と話すのでは数人の方が話しやすいと思う。ソフトウェア開発チームでも同じで、20人のミーティングで言いにくいことも4,5人のミーティングだと言いやすいということはありそう。

あと思いついたのは、プロジェクトやチームの状態をチェックする立場の人が、心理的安全性に関するチェック項目を持つというのはあっていいと思う。自分はそういう立場じゃないから知らないけど、そういうことは一般的にはやられてるのかな。心理的安全性が低いとわかったところでなにかテコ入れする方法がなければ意味はないけど。