関西電力のなっトクでんきをやめて従量電灯Aにした

電力会社は関西電力を契約しているのだが、電気代が「なっトクでんき」という新しいプランだと逆に高いということに気がついたので、旧来の従量電灯Aに変更した。燃料費調整額が高いから変更したのだが、7月は燃料費調整額がマイナスだった。変更しないほうがよかったのだろうか。

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なぜ「なっトクでんき」のほうが高かったのかというと、「なっトクでんき」には燃料費調整額の上限がないため燃料費が高騰すると料金が高くなってしまうのだった。従量電灯Aには燃料費調整額の上限があるので、本来お得なはずの「なっトクでんき」のほうが逆に高いということが起きていた。

電気使用量が増える夏までには従量電灯Aに変更しようと思い、春頃に従量電灯Aに変更していた。プランの変更はwebのチャットから申し込みできて便利だった。

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7月になりクーラーの電気使用量も増えてきたので、電気料金がどうなっているのか確認した。そこまで高くなくて安心したのだが、燃料費調整額をみたらマイナスだった。燃料費調整額といえば冬場はかなり高くて大変だったので、マイナスになっていて驚いた。

2023年7月分の内訳(従量電灯A)燃料費調整額がマイナスになっている。

ちなみに電気使用量と請求金額は以下の通り。冬場は数万だったのでだいぶ抑えられている。

請求金額と電気使用量

国から電気料金激変緩和措置というのをしたらしいが、その影響だろうか。そうすると、もしかして「なっトクでんき」のままのほうが安かったのだろうか。今も「なっトクでんき」の人の燃料費調整額と「メリット金額」がどうなっているのか気になる。

『君たちはどう生きるか』を見てきた

平日の仕事が終わって夕食を食べた後、午後9時からの上映を見てきた。

宮崎駿は鳥が嫌いか、不気味だと思ってるんじゃないかな。俺も鳥は不気味だと常々思っている。公園にいる鳩を見ていると、何を考えているかわからなくて不安になる。勘違いかもしれないが、そういう鳥に対する嫌悪感のようなものが見えてよかった。そんな何を考えているかわからない鳥たちがベラベラと喋っている映画を見せられると、この世のものとは思えない、奇妙な感じがした。それは狙い通りなのだろう。

建物

京都市内にああいう、角が円柱になっている洋館あるよなーと思いながら見た。写真を見ると映画のように高い建物ではなかった。雰囲気というか、様式としては近いと思う。京都は戦争で焼かれてないから古い建物が多いんだろう。それを考えると、あの建物も戦争の前の時代に作られたという感じが出ていてよかった。

 

京都市内にある洋館

上映後わって後ろを振り返ると、ハンカチで涙を拭いている女性が一人いた。これで泣くのかと衝撃を受けた。『風立ちぬ』は俺も号泣した。でもこれで涙は出てこない。

これ、どの辺が「君たちはどう生きるか」なんだろう。あまりタイトルに引かれてもしょうがないかもしれないが、どちらかというと「不思議の国の直人」という感じの内容だった。

テーマが生きるとか死ぬとか、純度が高い。生まれてきて死ぬという人生の最初と最後、あるいは生前と死後という極端なところが映画になっている。こっちとしてはその中間の色々ごちゃごちゃしているところをどう生きるかに関心があるのだけど、そこは映画では描かれない。

主人公はその後の人生を生きると思うけど、そこははっきりとしたものは何も描かれていない。もしかしたらヒントが描かれていたかもしれない。宮崎駿の監督の映画だから、さらっと見ただけでは拾いきれていない情報だらけだろう。まあそれにしても普通に見たら何も描かれてないので、「どう生きたらいいんだ」という意気込みで見たら拍子抜けするかもしれない。

この映画が万人におすすめできるかというと微妙だけど、そんなに期待せずに見るならおすすめです。

『成瀬は天下を取りにいく』という小説を読んだ

『成瀬は天下を取りにいく』という小説を読んだ。

成瀬あかりという滋賀県大津市に住む少女を中心とした6つの短編/章からなる本だ。クスリと笑える軽やかな文章になっており、楽しんで読むことができた。

滋賀について

滋賀の立ち位置というのは、関西以外の人間には分かりづらいかもしれない。私も京都に住むまでは、滋賀が関西地方でどういうポジションなのかというのは知らなかった。

まず京都と滋賀がめちゃくちゃ近いということを知らない。京都駅から大津駅まで10kmくらいしか離れていない。横浜駅から川崎駅ぐらいの距離だ。

当然古都であり京阪神の一角をなす京都よりも滋賀のネームバリューは劣っている。しかし京都市よりも大津市草津市の方が、暮らしやすいという話も聞く。京都市は財政難だったり、観光客で溢れていたりと、問題が山積みなのでそれはそうなのだろう。

このように滋賀についての解像度が以前よりも高くなっているおかげで、この本を楽しむことができた。

ありがとう西武大津店

「ありがとう西武大津店」という短編からこの本は始まる。

西武大津店は2020年に閉店したらしい。大津に西武があることすら知らなかった。世間がコロナで騒いでいる間に、こういう出来事があったらしい。

私の出身地である広島県呉市にはかつて「呉そごう」という百貨店があった。

Wikipediaを調べると「そごう呉店」となっている。調べてみると2002年に色々あって「そごう呉店」という名称に変わったらしい。そしてさらに色々あって、2013年に閉店したとのことだ。

呉そごうは物心がついた頃にはすでに存在していたので、古くからあるのかと思っていたが、調べてみると1990年に開店したらしい。西武大津店は1976年開店らしいので、それに比べると歴史が浅い。

個人的に特に思い入れはない。ありがとう呉そごう、とはならない。しかし西武大津店のように、呉そごうに思い入れのある人もいたかもしれない。

このように西武大津店が閉店したのはローカルな話題だが、同じような百貨店の閉店は日本中で起きている。

だからローカルな話題なのに、違う地方の人からも妙に共感を得るという小説になっているのだろう。しかしそれが、地方の嫌なところとか閉鎖的な雰囲気とかではなくて、妙に明るくて軽やかなものになっている。

それは近くに京都があって、暮らしやすく交通の便が良さそうな滋賀だからなのかなとも思った。あと琵琶湖がいいのかもしれない。山に囲まれてるとどうしても閉鎖的で鬱屈としてしまうが、琵琶湖を見ていると爽やかな気持ちになりそう。そういう滋賀のいいところが出ている小説だと思った。気軽に読めるのでおすすめです。

滋賀県の蓬莱山から望む琵琶湖 おそらく手前は大津市で奥側が守山市草津市

24時間営業のジムに行き始めた

先月末から24時間営業のジムに行き始めた。かなりいい。

以前から他のジムに入会していたが、営業時間が生活リズムに合わなくて全然行けてなかった。月に1回行くか行かないかという頻度で、全く行ってないのに会費を払い続けている状況だった。営業時間は平日22時休日18時までで、夜型の人間にはなかなか通いづらかった。

そんな折に、近所を歩いていると24時間営業のジムができているのを見つけた。月額の会費は少し高いけど、行かないジムに金を払うより行けるジムに金を払うほうがいいだろうと思い、24時間営業のジムに乗り換えてみた。場所が近くなったこと、夜も営業していることに加えて、土足で入れることもあり、かなり通いやすくなった。

今週はほぼ毎日、仕事が終わって夕食を食べた後にジムに行った。ランニングマシンで走って体を温めて、マシンで筋トレをする。慢性的な運動不足なので汗を流すと気持ちいい。日中はエアコンの効いた室内でパソコンを触って仕事しているので、仕事の後にジムに行くことに体力的な問題はない。それどころか、体を動かしたほうが元気になる。

筋トレメインを想定していたけど、思いのほかランニングマシンが気に入った。iPadをランニングマシンの前において、走りながらCourseraなどの動画を見ている。こういう動画は家で見ていると気が散ってしまうから、軽い運動をしているくらいが集中して見れていいと気がついた。集中して動画を見るためにジムに行ってもいいくらいだ。

家だとベッドに寝転んだままアームに取り付けたiPadで動画を見ているのでえらい違いだ。

Udemy、欺瞞的な価格設定行為に対して400万ドルの和解金を支払うことに同意 だって

The Report by ClassCentralによると、「Udemyは欺瞞的な価格設定行為に対して400万ドルの和解金を支払うことに同意(Udemy Agrees to Pay $4 Million Settlement Over Deceptive Pricing Practices)」ということがあったらしい。カリフォルニアで集団訴訟されて、それで和解金を払うことみたいだ。

If a sale is permanent, is it really a sale? Udemy settles class action lawsuit related to its discount strategy. (セールが永続的である場合、それは本当にセールですか? Udemy、割引戦略に関連した集団訴訟で和解。) https://www.classcentral.com/report/udemy-settles-class-action/

今 Umedy のサイトを見てみると、相変わらず「 ¥2,400 ¥27,800 」と表示が目に入った。

2023年7月3日現在の日本語サイトのトップページの様子

https://www.udemy.com

こういうのって、日本でも消費者庁に注意されたりしないのだろうか。二重価格表示というやつでは?

二重価格表示 | 消費者庁

あじさいの花が白い

あじさいの花の色といえば、たしか土壌が酸性かアルカリ性かで青くなったりピンクになったりすると小学校の理科で習った気がする。

世の中のすべてのあじさいがそういうものだという素朴な認識があった。しかし近所で咲いているあじさいを見ると、花が白い。白か葉っぱのような緑色をしている。

あじさいの花が白い

緑色のあじさい

異常な土壌なんじゃないかと心配したが、軽く調べたところ白いあじさいもあるらしい。その品種なのだろうか。

白いあじさいというのは、子供の頃は見たことなかった。最近流行ってたりするのだろうか。それともたまたま近所のあじさいが白いだけだろうか。

電動昇降スタンディングデスクを買った

一日中パソコンを前にして仕事をしている。 最近座ってパソコンを触っていると背中がすぐに疲れてしまうので、電動昇降機能のついたスタンディングデスクを購入した。

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電動昇降デスクは Maidesite T2 Proという商品を購入した。Amazonで31,999円に5000円の割引がついていたので26,999円だった。Flexispotがいいという話を聞いていたけれど、Maidesiteのほうが安かったのでMaidesiteを選んだ。

天板はニトリで購入した。幅118cm、奥行き59cmの天板だ。PCモニタを使うなら奥行きは70cmぐらいあったほうがいいようだが、大きすぎて搬入や移動が難しくなることを心配してほどほどの大きさのものを選んだ。商品の値段が5000円で、送料が1650円だった。

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合計で34,000円くらい。思っていたよりも安い。

ただし専用の天板ではないので穴を開けるのが大変だった。電動ドライバなどの道具を取り出して、天板とスタンディングデスクを固定するための穴を開けていった。

穴あけと組立作業は地味に背中に負担がかかってしまい、作業の時間を考えれば専用天板のある商品を選べばよかったかも……と作業中は後悔したが、もはや後戻りはできないのでなんとか完成させた。完成してみれば妙な満足感がある。 DIYは楽しい。

完成した電動昇降デスクを動かしてみて、動作音が予想よりも静かなのに驚いた。モーターが2つ付いているモデルだと動作音が小さいらしい。最安モデルよりも少し高めのモデルを選んだのがよかった。

3週間くらい使った結果、背中の調子は良くなって、パソコンを触っていてもすぐに疲れるということはなくなった。立ちっぱなしだ足が疲れるので、足が疲れたら座って、背中が疲れたら立ってというのを繰り返している。

間違いなく導入してよかったので、電動昇降デスクおすすめです。