電気料金の燃料費調整額が高い

関西電力には「従量電灯A」と「なっトクでんき」という2種類の料金体系がある。基本的にはなっトクでんきのほうが安くなっている。しかしなっトクでんきには燃料費調整額の上限がないため、燃料費の高騰により、燃料調整費に上限がある従量電灯Aのほうが安いという事態になっていた。

なっトクでんきを契約していると、ご丁寧に毎月メールで「メリット金額のお知らせ」というメールが来る。このメールのリンクを開くと、なっトクでんきにしたおかげで従量電灯Aよりもこれだけ安くなったということが知る事ができる。

意味をなしていない「メリット額」のグラフ。y軸はマイナスも表示する必要があったのではないか。

従量電灯Aの場合の電気料金と、なっトクでんきの場合の電気料金が並んでいるが、従量電灯Aのほうが高い。一瞬目を疑った。

なにかの間違いかと思い内訳を見る。電力量料金はたしかになっトクでんきのほうが安い。しかし燃料費調整額を見ると、なっトクでんきのほうが遥かに高い。

内訳。なっトクでんきの燃料費調整額が高い。

ネットで軽く調べると、従量電灯Aには燃料費調整額の上限があるが、なっトクでんきには上限がないらしい。

燃料費が高騰しているので、料金が上がるのは仕方がないことだとは思うが、プランを変えるときにリスクについてもうちょっとちゃんと伝えるようにしてほしい。関西電力のなっトクでんきを契約している人は結構多いと思う。皆納得できてるのだろうか?

詳しく知らないけど、燃料費調整額の上限は撤廃の動きもあるらしく、燃料費調整額に上限があるプランに変えてもすぐに無意味になるかもしれない。電力ぐらいどこが安いとか考えずに使いたいけど、月5000円近く差が出てしまうと、調べて選びたくなってしまう。