Web+DB Press というweb開発とプログラミングを扱う雑誌の6ページの記事を書いた。一人で書いたのではなく、mangano-ito さんとの共同執筆だ。テーマはPerlでGraphQL API を実装するというもので、6月末に発売される 。
共同執筆の進め方
執筆作業の最初にしたのはアウトラインを書くということだった。
見出しレベルのアウトラインを作って編集者の方に確認してもらった後、 アウトラインを深堀りして、更に詳細な内容を考えた。その作業にはWorkflowyを使った。共有して同時に書くことができるので共同執筆にも向いている。また、通話と画面共有のためにGoogle Meetを使用した。Google Meet は仕事で使い慣れているので自然と使うことになった。
アウトラインができた後、実際に記事を執筆した。
原稿はGit + GitHubで管理した。
Google Meet で話しながらペアプログラミングのようにVS CodeのLive Shareをつかって執筆を進めた。Live Shareを使うことでリアルタイムで会話を反映して執筆をする事ができる。どちらからも書けるというのが大きなメリットだ。片方の手が止まったときに、もう片方が「こういうのはどうでしょう」という感じで続きを書ける。会話をしつつやるので、書いた後に修正し合ったり、文体を整える作業も削減できた。
文量の調整の問題
最初のパートを書いたところで、このペースだと文量が大幅に超えてしまうことがわかった。それでも最終的に文量を削るのはなんとかなるだろうと思い、ペースは落としつつも書き進めた。
途中で仮組みのPDFを作ってもらった結果、倍以上のページ数になることがわかった。文字だけの原稿なら文字数で何ページになるのかわかりやすいが、コードを含むので何ページ分になるのかがわかりにくい。
その後、とにかく減らせそうなところは片っ端から削り、冗長な表現は削除し、なんとかページに収まるようになった。
執筆の終盤で内容的なブラッシュアップに使うための時間が、文量を減らす時間になってしまったのが今回の反省だ。
よかったこと
出版物に名前が出る形で何かを書くというのは良い経験になった。それだけではなく共同執筆というのも良い経験だった。他の人と一緒に何かをすることで、個人で行う以上のものができるのは楽しい体験だ。
今回のような機会はあまりないと思うが、また機会があればやってみたい。