土曜日のレイトショーで『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』を見てきた。魔法やモンスターの派手なアクションと、魅力的なキャラクターの掛け合いがあって気楽に楽しめた。
ダンジョンズ&ドラゴンズの世界観が映像になっていて、魔法やドラゴンや派手なアクションが映像化されていて楽しめた。
アクションや派手な映像以外で良かったのは、キャラクター同士の軽妙な掛け合い。主人公のおっさんも、敵のペテン師のおっさんもペラペラと良く喋るので面白い。ヒュー・グラントがペテン師役をしているのだが、愛嬌があって、憎めない。
それぞれのキャラクターはクラスという職種のようなものがある設定になっている。
主人公の無精髭を生やしたおっさんが楽器を持っているのは、彼がバード(Bard, 吟遊詩人)というクラスだから。女戦士はバーバリアン、ヘタレな魔法使いはソーサラー、動物に変身できる少女はドルイトという自然の力を使える魔法使いということだ。
この辺りの設定については以下の記事で詳しく紹介されていた。
能力や性格がバラバラな仲間が、それぞれの力を活かして目標を達成するという王道なストーリーになっている。
ヘタレな魔法使いが活躍するのはダイの大冒険のポップみたいで、典型的な展開であっても面白い。バードが作戦を考える人みたいになって、あまり活躍できてないのが欠点と言えば欠点だろうか。
印象に残っているシーンは、敵の魔法使いと味方の魔法使いが、魔法の「手」で戦うシーン。同じくダンジョンズ&ドラゴンズベースのアニメ『ヴォクス・マキナの伝説』でも手の魔法がしょっちゅう出てくるし、ダンジョンズ&ドラゴンズらしい感じが出ていて良かった。
ダンジョンズ&ドラゴンズを知っていても知らなくても楽しめるので、お気軽なファンタジー&アクション映画を見たい人にはおすすめだ。