投資信託は窓口で買うな
正月に実家に帰ったとき、帰り際に資産運用の内容を見せてもらった。
前からREITに手を出しているのは知っていたが、親の資産運用に干渉したくなかったので口を出していなかった。
しかり買っている商品をみると口を出さずにはいられくなってしまい、以下のようなメッセージをLINEで送った。
- しんきんJリートオープン (毎月決算型):毎月分配型なのですぐに辞めるべき。さらに購入時手数料2.2%もかかっている。
- 投資のソムリエ:辞めたほうがよい。実質信託報酬 1.54%、購入時手数料が3.3%もかかっている。
毎月分配型という商品の存在は知らなかったが、たまたま社内Slackで知った。元本を取り崩して分配金を出すこともある商品で、なぜか高齢者に人気はあるがデメリットばかりの商品だ。
この「しんきんJリートオープン (毎月決算型」にけっこうな金額をつぎ込んでいて、忠告しなければ更にこの商品を買う可能性もあったらしい。恐ろしい。
母親の方は正月の時点でこの商品に疑問を持ち始めていたらしく、LINEをした翌週に売却をしてくれた。
ちなみにこういう商品をどこで買うのかというと、地元の信用金庫の窓口で購入していたらしい。信用金庫許さんという気持ちがこみ上げてくる。
つみたてNISA
ちなみにつみたてNISAも1,2年前から始めていたので同様に確認した。比較的まとももな商品ばかりだった。つみたてNISAは金融庁が認可する条件として販売手数料ゼロ、毎月分配型でないなどの条件があるためだ。よかった。
しかしつみたてNISAにしても、素直に先進国のインデックスファンドを買っておけば手数料は安いしこの数年は良かったのにそうはしていなかった。なぜかわからないが、手数料が高く実績も低いものに手を出したがる。
ネット証券へ
ネット証券を教えてほしいというので教えることにした。ネット証券ならノーロード(販売手数料なし)で買えるし、S&P500のインデックスファンドなどの選択肢も増える。
しかしこれが大変だ。なにせ両親ともにIT音痴。母親は去年自分のスマホを手に入れたばかりで、PCは使えない。父親は仕事でPCやワープロを触っていたのだが、それでもダメでスマホの使い方がなかなか覚えられない。
ということで最近の週末はLINEで通話をしながらスマホの使い方を教えつつ、ネット証券の口座を開くことを目標に勉強してもらっている。
どこかでスマホやネットなどITの基本を覚えてもらおうと思っていたので、丁度いい機会だと思って根気よく教えている。
親のITリテラシーが低くて、LINEの通話の切り方がわからない、スマホの電源ボタンがどれかわからない、とかのレベルなので遠隔サポートが大変
— nakaokat (@nakaokat) 2022年1月29日