スマホ操作の難しさの正体

スマホの操作が苦手な人がいる。両親にスマホの使い方を教えていて、その理由が少しわかってきた。

スマホの使い方が難しいのは、スマホのUIがすぐに隠れるからだ。

例えばLINEのビデオ通話画面で、通話を切るボタンは通話中に非表示になる。画面をタップすると再び表示されるのだが、それは見ただけではわからない。

LINEのトーク画面の画像選択ボタンは、テキスト入力のモードになると「>」ボタンのなかに複数のボタンと一緒になって隠れる。画像選択ボタンを表示するには「>」ボタンをタップする必要がある。

どうしてこのように隠れるのかというと、スマホの画面が小さいからだ。アプリが見せたいものを大きく見せるためにUIを非表示する。いわゆるハンバーガーメニュー(三のようなアイコン)のような抽象的なアイコンにまとめる。

画面をタップしたり、アイコンをタップするとボタンが表示されるというのは暗黙知なので、スマートフォンやコンピューターに慣れていない人にとってはどこにボタンが有るのかわからなくなる。なのでスマホの操作が難しいと感じてしまうのだろう。