形は記憶に残る

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忘れっぽいので、何を読んでも何を体験してもすぐ忘れてしまう。いったいどうしたら記憶に残るのだろうかと最近はよく考えている。読んだ本とか、勉強したこととか、個人的な体験や思い出とか、記憶にも種類があるけどたくさん覚えているほうが得だ。

形が独特なものは記憶に残りやすい。当たり前だが、ありきたりな形よりも独特な形のほうが記憶に残る。幼稚園児だってキリンの形と象の形は覚えている。それは形が独特だからだと思う。

技術書で有名な出版社であるオライリーの書籍は表紙に動物の姿が書かれていることが多い。オライリーから出ているPerlの本、といわれてPerlエンジニアならリャマやラクダの姿が思い浮かんだだろう。なぜその表紙が記憶に残っているかというと、動物という独特な形をしているものが描かれているからだと思う。

形が独特なら記憶に残るというのを利用して、記憶に残したいものに独特の形をつけたらどうかと考えた。抽象的な概念には形がない。プログラミング言語、出来事、日時など形がないものでも形をつけたら覚えられるのではないか。

オブジェや記念碑と同じような発想だ。自由の女神像という形があることによって、自由という抽象的な概念を多くの人に印象づけている。自由の女神像のようなものがあるから、アメリカ合衆国の大切にしてる概念ってなんだっけ、というのも誰もがすぐに思い出せるのではないだろうか。

というわけでこの記事のアイキャッチ画像には適当な「形」を入れてみた。これはp5.jsというJavaScriptのライブラリを利用して適当なノイズ(パーリンノイズ)をつけた円っぽい形を生成したものだ。特に意味はないけど、形があるほうが印象に残って覚えやすくないだろうか。

生成したコードはだいたい以下のような感じ。