ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事のドキュメンタリー映画『RBG 最強の85才』感想

Netflixで見た。アメリカの最高裁判所の判事だったルース・ベイダー・ギンズバーグについての映画。ギンズバーグは1970年代に性差別を法廷で戦う法律家として功績がある女性と。

昨今の東京五輪組織委員会の会長の性差別発言を受けてかどうかは知らないが、タイミングよくNHKで放送をしたらしく、話題になっていた。

法廷での活動のダイジェストが次々と紹介されて面白かった。空軍での手当の女性差別、父子家庭への給付金の差別などなど。

厳しい内容でも、声を荒げないで落ち着いて物を言うところが印象的だった。対立を際立たせるよりも、議論の落とし所を探っているようだった。いかにも「リベラル」と言う感じなのかと思いきや、保守的とされる判事と個人的に仲良くしたり、不思議な人物だった。

彼女の夫がとても魅力のある人物だった。これはWikipediaで功績だけを見てもわからないので、ドキュメンタリー映画を見てよかったと感じた。現代のインタビュー映像と過去の記録映像や音声、写真、ニュースなどでバランスよく構成されていて密度の高い98分だった。

RBG 最強の85才 - Netflix

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